JADECOM-NDC 研修センターとは
2025年に向けた医療提供体制の改革の一環として、平成27年10月から特定行為に係る看護師の研修制度が施行されました。地域医療振興協会では、本協会の主たる目的である『医療の提供がままならない山間へき地過疎地における医療の提供』を促進するために、医師の指示のもと国が定めた38の特定行為の実践と、看護の視点で対象の生活を整えること、医療・看護両方の視点で対象に寄り添い、地域の健康を保持・増進することのできる人材育成を目指します。地域を守るために、21区分38行為全てを学びます。
特定ケア看護師(当協会での呼称)は「特定行為を実施する看護師」なだけではなく、臨床推論をもとに「診る」と「看る」とで患者さんを全人的にとらえ、医療・看護を提供する看護師です。高度な医学的知識について学びますが、看護の心を忘れません。
JADECOM-NDC 年間スケジュール
研修生 松尾 亜紀(三重県立志摩病院)
超高齢化社会に直面しているへき地医療では、医師、看護師や多職種と協働・連携するチーム医療が重要となってきます。私は、患者、家族のサポート役として、看護に軸足を置いた看護師としての能力を高め、医師や多職種との架け橋となり、地域の医療ニーズに合った包括的で切れ目のない医療、看護を提供していきたいと思いました。講義や勉強は大変ですが、将来地域医療を支える中の一人として活躍できるよう頑張りたいと思います。
松尾看護師
修了生 進士 勇介(伊豆今井浜病院)
JADECOM-NDC研修センター1期生の進士勇介と申します。今は自施設である伊豆今井浜病院で、充実した卒後研修を受けています。すべての特定行為を安全に行うためには、臨床推論能力が非常に重要な要素となります。臨床研修では医師のチームに加えていただき、医師から直接的に臨床推論を学んでいます。
ぜひ皆様もJADECOM-NDC研修に参加して、地域医療を支える特定ケア看護師として一緒に頑張りましょう。
指導医の近藤信幸医師と進士看護師
2016年度 修了式
教育担当 筑井菜々子(東京ベイ・浦安市川医療センター)より
皆さん、こんにちは。NDC研修センター、東京ベイ・浦安市川医療センターに所属し診療看護師として活動している筑井菜々子と申します。特定医療行為を行う看護師は、医師や看護師、コメディカルの間の橋渡し的な役割を担い、チーム医療に貢献しています。常にベッドサイドにいる私達看護師だからこそ、患者さんの異変に早期に気がつき対応出来ることが沢山あります。そこに医学的知識、臨床推論、特定医療行為を行うことで、今までの看護師の役割からさらに拡大した活動を行うことができます。まだまだ新しい制度であり、Challengingな毎日ですが、その数十倍、いや数百倍の充実感があることは事実です。ご興味がある方、ぜひ一緒に頑張りましょう!!
教育担当 筑井診療看護師
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