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第1回フライングドクターシステム 今春スタート

※震災の影響により、フライングドクターシステム「NIMAS」(Nagasaki Island Medical Air System)で使用予定の航空機が仙台空港に格納していたため水没し、延期する状況となりました。
現在、事業開始に向け準備を進めておりますので今しばらくお待ちいただきますよう、よろしくお願いいたします。

公益社団法人地域医療振興協会では、長崎県と協力し、今春から長崎空港と長崎の離島空港間でフライングドクターシステムを開始する予定です。

それに先立ち、2010年10月に開催された「へき地・離島救急医療研究会 第14回学術集会 in 長崎」終了後、長崎空港と上五島空港の間でセスナ機を利用したデモフライトが行われました。

長崎の地図の画像

飛行機の画像

飛行機の画像

デモフライトに使用したのはパイロットを入れて4人乗りのセスナ機。
2日間に渡り、それぞれ往復2便・往復3便、合計10名がデモフライトを体験しました。
あいにく天候は思わしくなく、かなりの揺れも心配されましたが、飛行時間はわずか25分程度、あっという間に着陸しました。




※音声はありません

現在、本土から上五島へは、耳鼻科、放射線科、泌尿器科、精神科、循環器科、皮膚科、小児心臓科、小児神経科、神経内科の医師が、年間延べ280日程度、派遣され支援しています。
長崎港から上五島までは高速船を利用しても2時間弱を要することを考えると、移動時間の短縮に大いに有用であることが実証されたといえます。

このフライングドクターシステム、「NIMAS」Nagasaki Island Medical Air System)と名づけられました。
実際の導入時には、デモフライトよりも大きい、6人乗りのセスナ機を利用します。
将来的には、本土から定期航空路線のない離島への医師の移動だけでなく、離島間の医師の移動や患者さんの搬送にも応用できるのではないかと考えています。

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