豊かなる地域医療 ~ 患者も 地域も 医療者も ~
2024年6月29日(土)、30日(日)の 2日間にわたり、
第17回へき地・地域医療学会(以下、「大会」)を開催しました。
大会長は 伊豆今井浜病院 名誉院長 小田 和弘 が務め、
大会テーマは
「豊かなる地域医療 ~患者も地域も医療者も~」 とし、
メイン会場およびオンライン会場で425人の参加者を迎えました。
開催名称 | 第17回へき地・地域医療学会 「 豊かなる地域医療 ~ 患者も 地域も 医療者も ~ 」 |
開催日 | 2024年6月29日(土)~ 6月30日(日) |
開催内容 | 東京千代田区の学会会場(メイン会場)並びに学会サイト(オンライン会場)によるハイブリッド開催 |
タイムテーブル
6月29日(土)
13:20 ~ 14:00 |
1. 開会宣言
座長 川合 耕治(伊東市⺠病院 管理者) 演者 ⼩⽥ 和弘(伊⾖今井浜病院 名誉院⻑) |
14:00 ~ 15:40 | 2. 髙久賞(最優秀へき地医療功労者賞)候補演題発表 |
14:10 ~ 15:30 | 3. 患者さんのための医療とは何か︖ |
15:50 ~ 17:10 |
4. 令和6年能登半島地震︓被災地の今と地域医療の未来 5. 総合診療医のキャリアパス |
17:20 ~ 18:20 |
6. 医師の働き⽅改⾰で、地域医療はもっと魅⼒的になる 7. オレゴン健康科学⼤学 特別講演 8. ⼀般演題発表 |
18:30 ~ 18:45 | 9. 理事長講演 吉新 通康(公益社団法人地域医療振興協会 理事長) |
18:45 ~ 20:45 | 10. 表彰式・交流会 |
6月30日(日)
9:00 ~ 10:00 | 11. 地域医療におけるWell-being 12. 待ったなし⁈ 医療の再編・ダウンサイジングの事例から 今後のへき地・地域医療を考える |
10:10 ~ 11:10 | 13. 招聘講演 「 へき地は医者をステキにする 」 座長 ⼩⽥ 和弘(伊⾖今井浜病院 名誉院⻑)、梅屋 崇(あま市民病院 管理者) 演者 奥野 正孝(元々 ⿃⽻市⽴神島診療所 所⻑) |
11:10 ~ 12:40 | 14. メインシンポジウム 「 豊かなる地域医療 ~ 患者も 地域も 医療者も ~ 」 座長 川合 耕治(伊東市⺠病院 管理者)、梅屋 崇(あま市民病院 管理者) シンポジスト
|
※ 上記プログラムをZoomウェビナーまたはZoomミーティングによりLIVE配信予定(⼀般演題発表を除く) | |
2日間終日 | ⼀般演題 ポスター掲⽰ |
1日目 6月29日(土)
大会1日目は、小田大会長による開会宣言と大会長講演「もっともっと、ずっとずっとへき地医療」から始まりました。
その後、「髙久賞(最優秀へき地医療功労者賞)候補演題発表」では、自治医科大学医学部を卒業し義務年限終了予定の13名の方々が、義務年限期間中の活動について事前に収録したプレゼンテーション動画を発表し、視聴者の皆様から投票をいただきました。
続いて、各セッションへと進みました。
- 患者さんのための医療とは何か?
- 令和6年能登半島地震:被災地の今と地域医療の未来
- 総合診療医のキャリアパス
- 医師の働き方改革で、地域医療はもっと魅力的になる
- オレゴン健康科学大学 特別講演「研修プログラムの立ち上げで地域医療を充実させる」
- 一般演題発表
大会長 小田 和弘
「もっともっと ずっとずっと
へき地医療」
髙久賞(最優秀へき地医療功労者賞)
候補演題発表
「医師の働き⽅改⾰で、
地域医療はもっと魅⼒的になる」
「令和6年能登半島地震︓
被災地の今と地域医療の未来」
⼀般演題発表
夕刻の表彰式では、「髙久賞(最優秀へき地医療功労者賞)候補演題発表」にて発表を行った義務年限終了の先生方へ「へき地医療功労者表彰」が行われました。髙久賞(最優秀へき地医療功労者賞)は 小林 孝巨 先生(佐賀県)が、優秀へき地医療功労者賞は 新妻 郁未 先生(宮城県)と 村井 達哉 先生(山口県)が受賞しました。
表彰式後の交流会では、自治医科大学軽音楽部 Route Four Jazz Orchestra による演奏が行われ、Jazzの音色で会場が華やぎました。
へき地医療功労者賞表彰
高久賞受賞 小林 孝臣 氏
交流会での演奏
(Route Four Jazz Orchestra)
2日目 6月30日(日)
大会 2 日目は、以下の2つのセッションから始まりました。
- 地域医療におけるWell-being
- 待ったなし⁈ 医療の再編・ダウンサイジングの事例から今後のへき地・地域医療を考える
続いて、招聘講演では 奥野 正孝 先生 をお招きし、「へき地は医者をステキにする」というテーマでご講演いただきました。奥野先生の講演は、医療に携わる人々にとって深い感動と共感を呼び起こす内容でした。
講演中の 奥野 正孝 氏
招聘講演
「へき地は医者をステキにする」
メインフロア
その後、大会のメインシンポジウム「豊かなる地域医療 ~患者も地域も医療者も~」を開催し、座長は 川合 耕治 (公益社団法⼈地域医療振興協会 伊東市⺠病院 管理者)、梅屋 崇(公益社団法⼈地域医療振興協会 あま市⺠病院 管理者)が務め、3名のシンポジストの方々からへき地・地域医療の魅力についてご講演いただきました。
シンポジストの講演内容
- 人生で大切なことはすべて地域から学んだ 〜医療者にとって地域は宝物!〜
中村 伸一 先生(おおい町国民健康保険名田庄診療所 所長) - へき地、地域で学んだこと、学生・研修医を受ける側から送り出す側へ
吉村 学 先生(宮崎大学医学部地域包括ケア・総合診療医学講座 教授) - 地域医療から自治医科大学循環器内科の原点「目の前の一症例に全力を尽くす」
苅尾 七臣 先生(自治医科大学内科学講座循環器内科学部門 教授)
苅尾 七臣 氏 中村 伸一 氏 吉村 学 氏
メインシンポジウム
「豊かなる地域医療 〜患者も 地域も 医療者も〜」
第18回となる次回のへき地・地域医療学会は、当協会の中国・四国地方支部が主幹となり、地域医療に関わる皆様に魅力ある企画を準備し開催いたします。来年も皆様のご参加をお待ちしております。