ヘルスプロモーション研究センター

地域の保健と健康づくりを推進する

地域住民が安心して健やかな日々を送るためには、よりよい医療の確保と同時に、医療にかかる前の予防や医療を受けた後の介護を含めた地域の保健福祉の充実が欠かせません。地域の保健福祉の充実というのは、行政としてのさまざまなサービスや制度、施設など、住民の実践活動、保健や福祉に関連する社会規範などさまざまな要因が含まれます。

一方、近年の保健・医療・福祉を取り巻く状況として、それらの目的が、単に「疾病のない状態=健康」をめざすだけではなく、健康を資源としてとらえ、慢性の疾病や障害があっても、豊かな人生を送ることができること、言い換えればQuality of Lifeを高めることであると考えられるようになりました。そのような考え方をもとに、従来の個人への働きかけだけでなく、個人の置かれた環境へも働きかけることにより、一人ひとりが自分の健康(障害)と上手に向き合いながら、豊かな人生を送れるようにするプロセスが重要であることがWHOからヘルスプロモーションとして提唱されました。

ヘルスプロモーション研究センターでは、このような考え方や流れを基盤として、各自治体でのサービスや施設の充足に向けた計画づくりの支援、住民の実践活動の支援、健康なまちづくりの支援、住民や専門家、行政スタッフの技術向上のためのトレーニングなどを行っています。また、そのような支援活動をとおして、地域のヘルスプロモーション活動や、保健・医療・福祉の連携によるより効果的な実践などのための方法論を確立するための研究活動を進めています。

活動内容

01.地域保健に関する情報発信とネットワークづくり
地域保健活動を展開したいと考えても、最新の情報や資料を自分で収集し蓄積することは容易ではありません。当センターが運営する「公衆衛生ねっと」は地域保健活動に関する最新情報を提供するとともに、全国の関係者から提供された情報や資料、教材をインターネット上で共有できるシステムとして、多くの人に活用されています。
02.地域での保健福祉活動支援
地域医療の核となる医療機関や福祉施設が、地域住民や自治体、関係機関などと、協働で、あるいは連携を保ちながら健康づくりを進めようとしても、なかなかうまくいかないものです。当センターの職員が実際に「健康日本21」地方計画等の策定や推進、評価に関わってきた経験を活かし、地域での活動の展開を現地に出向くことを含めて支援しています。
03.研究活動支援
へき地等で医療や公衆衛生活動を実践している保健医療福祉関係者の研究活動を、研究の組み立て方から、研究助成申請書の書き方、さらには論文のまとめ方までを懇切丁寧に支援しています。
04.人材育成支援
へき地医療従事者に対する研修、例えば、各施設や地域の実情に応じた、新任看護師の研修体系づくりや患者教育の進め方について、ヘルスプロモーションの考え方をもとに、企画や実践の段階でお手伝いしています。
05.各種研修会の開催
ヘルスプロモーション研究センターでは、教室活動の企画、運営や協働による健康なまちづくり、思春期保健、活動のプロセス評価などに関して、医療機関や福祉施設、自治体で働く専門家などを対象とした研修会を行っています。
センター長 岩室紳也
連絡先 千代田区平河町2-6-3 都道府県会館15F
TEL. 03-5212-9152
担当: 水橋昇一郎
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