地域看護研究センター

医療チームのオピニオンリーダーを育成する

平成16年5月、協会に所属する医療機関、保健福祉施設に勤務する看護職と介護職の育成とその教育を推進し、資質の向上を図ることを目的として、「地域看護研究センター」を開設しました。

看護・介護職は医療チームの一員として重要な役割を期待されています。連携や調整能力はもちろん、豊かな感性や人間性が求められます。私たちの課題は「人と接するプロとして、自分と違う相手の世界をどれだけ思いやれるか、どれだけ受け止められるか、また見極められるか」という視点から、自分と重ね合わせて、相手の気持ちに添えるよう努力していける看護・介護職の育成です。看護・介護職の目指すものは「患者さんのより良い安楽」であり、その精神が基本です。

現在当協会が管理運営する施設に勤務する看護・介護職員の数は増え、保健・医療・福祉のニーズに対応できる能力の向上を目指し、一貫性のある教育を行うことがますます重要になっています。教育は看護・介護管理、看護・介護教育、看護・介護研究、看護・介護実践という形で構築しています。特に研究は基礎を学び研究論文を作成するというステップアップの企画をしています。複雑で多忙な業務の中で研究に携わり、その成果を発表しようとする環境が各施設において構築され、研究の最終目的である「相互研鑽に努め、研究成果を実践に活用し、看護・介護の対象者に良いサービスを提供すること」が徐々に還元できていることを実感します。

活動方針

01.地域医療に貢献し、質の高い看護・介護の実践者を育成します。
現任教育の充実…新人研修、リーダー研修、師長・主任研修、責任者研修、講演会や勉強会を推進していきます。
認定看護師の養成支援…合格者には上限50万円を助成しています。平成18年から平成24年3月現在までに34名の認定看護師が誕生しています。
02.地域に貢献できる看護・介護職員を育成できるリーダー教育を支援します。
優秀な看護部長が副院長、病院全体の管理者として活躍中です。平成23年1月現在、20病院中8名が誕生しております。 そして、住民・行政・医療人が一体となって限られた医療資源を最大限に活用し地域の保健・医療・福祉を継続的に計画・実践・評価していきます。
03.専門職業人としての研究態度を養い、研究の基礎的能力を高めるための支援を行います。
看護・介護研究については、テーマの選び方、抄録の書き方、論文の書き方、発表の仕方、公表の仕方に至るまでの指導をし共通理解できるよう支援し、学会発表、専門誌等への投稿を奨励します。
04.効率的な人材確保を行い人的資源の活用を支援し調整します。
人材確保(看護職の定着、離職予防)問題に対応するため、各施設の採用者・退職者・在職者の状況把握が重要と考え、継続的に看護職員の実態調査を行っていきます。調査結果は、毎年責任者会議で報告検討し、各施設で定着対策に役立てます。この調査をもとに、効率的な人材確保を行い、人的資源の活用と調整を支援します。
センター長 伊藤正子
連絡先 千代田区平河町2-6-3 都道府県会館15F
TEL. 03-5212-9152
担当: 大槻あかね