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MEセンター

MEセンターってなに?

 MEセンターのMEとは、Medical Engineering(メディカルエンジニアリング)の略で「医療工学」と訳されています。施設によっては(CE:Clinical Engineering)とも呼ばれています。当MEセンターは、病院内で使用される医療機器や生命維持管理装置を保守点検・操作・貸出・返却及び修理対応など、中央管理を行うことで安全かつ効率よく機器の運用を行う部署です。また、チーム医療の一員として医師、看護師などスタッフ間で連携を取りながら、患者さんが安心して治療を受けることが出来るように、安全な機器の供給と高度な臨床技術提供に努めています。また、機械操作だけが出来る技士ではなく、患者さんの心の痛み、叫びが聞こえる感性を持った技士を目指しています。医療技術部に属し、MEセンター長(循環器内科医師)1名を中心に、臨床工学技士5名の6名で構成されています。

ん?臨床工学技士?何してる人?

 医療機器が多用される最近の医療現場で、医師の具体的な指示を受け、診療の補助として、厚生労働省令で定める生命維持管理装置の操作を行う。その業務を行うに当たっては、医師その他の医療関係者との緊密な連携を図り、適正な医療の確保に努めなければならない。また、医師の具体的な指示を受けなければ、厚生労働省令で定める生命維持管理装置の操作を行ってはならない。(臨床工学技士法第37条、第38条、第39条)

 簡単に言い換えれば、医師の指示のもとに人工呼吸器、人工心肺装置、人工透析装置などの生命維持管理装置の操作および保守点検を行う仕事です。


病院ではどんな機器を扱っているの?

 病院内で使用する機器は全てME機器となると思いますが、当MEセンターでは以下の機器を管理しています。(MEセンター機器管理マニュアル抜粋)超音波ネブライザー・輸液ポンプ・シリンジポンプ・低圧持続吸引器・自動血圧計・ベッドサイドモニタ・ポータブル吸引器・卓上ネブラーザー・酸素流量計・冷却加温ブランケットロール・エアマット・足底加圧式フットポンプ・人工呼吸器・麻酔器・電気メス・保育器・除細動器・IABP・PCPSなどがあります。

具体的にどんな仕事をしているの?

MEセンタ-の仕事は大きく分けて3つあります。

1.医療機器中央管理
 院内にある様々なME機器の集中的な管理を行う仕事です。医療機器を一括管理し各科病棟・集中治療室などの院内で使用される医療機器の清拭・貸出管理・保守点検・部品管理・機器メーカーへの修理依頼などを行い、安全性の向上・確保に努めています。病棟での機器の抱え込みを防ぎ円滑で効率的な運用を図るとともに計画的な機器の購入や導入時点検・廃棄にいたるまでのマネージメントなども行っています。また、日常点検・定期的な精密点検を行うことで、正確で安全な医療が遂行できるように努めています。


2.病棟ラウンドチェック  使用中の人工呼吸器や除細動装置・AED・IABP・PCPSなどが正常に動作しているか、使用中の病棟巡回による点検・呼吸回路やフィルタ類の定期的な交換を行っています。


3.臨床技術提供  特定の機器に関してセッティング・操作などを行う仕事です。血管造影室で使用する機器、手術室で使用する装置・特殊血液浄化装置などの組立・操作・点検などの仕事をしています。

○血管造影室業務○
循環器内科:心臓カテーテル治療・電気生理学的検査(EPS)、ペースメーカ植込み術四肢血管拡張術等が行われています。心臓カテーテル室では、カテーテルと呼ばれる非常に細い管を腕や足の付け根より経皮的に心臓に挿入し、心臓の様々な部位の圧力を測定します。また、造影剤を使用して心臓の動きや冠状動脈の形態を調べることができます。狭心症や心筋梗塞の治療、弁膜症などの検査が行われます。夜間など緊急の治療に対しても24時間オンコール体制で対応しています。

消化器内科:腹部造影検査、冠動脈塞栓療法

脳外科:脳血管造影、塞栓術

腎臓内科:シャント造影、PTA

スタッフは、生体情報をモニタリングし医師、看護師、放射線技師とともに安全に検査・治療が行われるように努めています。

○人工透析室業務○
 透析室では、22床のベッドを構えています。主に慢性腎不全患者の透析導入、急性腎不全、慢性腎不全合併症などの急性期疾患に対し、血液透析(HD)、血液濾過透析(HDF)、を中心とした治療を行っています。また、腎疾患以外にも免疫疾患、消化器系疾患、中毒、感染症、臟器移植などの全身性疾患に対して血漿交換、各種吸着法、腹水濃縮などの血液浄化法も行っています。患者さまの多くは、合併症の加療、手術を目的で入院される方や、重篤な合併症を持つ患者さまが多いのが当院の特色です。主な業務は臨床業務を中心に機器の保守管理、透析液、水処理管理などを行っています。また、救急や集中治療領域での血液浄化を必要とする患者さまに対して持続的血液濾過透析(CHDF)をはじめとする浄化法も多く施行されており、夜間など緊急の治療に対しても24時間オンコール体制で対応しています。スタッフは、血液浄化装置の適正使用を目的に定期的に医師や看護師への講習会や勉強会を行い、さまざまな患者さまに対応するため医師、看護師と連携し、患者さまの情報を共有して業務を行うことにより、常に患者さまに対して円滑かつ安全に血液浄化が施行できるように努めています。

外来業務:ペースメーカ外来、ラジオ波焼灼術

医療機器の安全を見守る

 医療機器を安全にそして安心して使用して頂けるよう医療機器安全管理責任者の配置が義務化され、当院では責任者として臨床工学技士が任命されています。医療機器使用に関する院内勉強会や研修、保守点検等を行っております。また、医療機器安全管理委員会を立上げ、医療機器の安全使用を担当する安全管理者を各科、病棟に配置しており、医療機器の機能面と使用面の両面から安全にそして安心して患者さまに医療機器が使用されますよう見守っています。

クリニカルインディケータ