福井県鯖江市三六町 1-2-31

TEL 0778-51-2260

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診療科ご案内

眼科

ご紹介

常勤医師1名、非常勤医師(福井大学医学部より日替わり)1名、視能訓練士2名、看護師、助手1,2名のスタッフにて、午前は月曜日から土曜日(土曜日は第1,3,5週のみ)まで、午後は木曜日に一般外来を行っています。火・水曜が手術日、月、金曜は主に予約で特殊検査やレーザー光線を用いた治療(光凝固術)、加齢黄斑変性、黄斑浮腫(網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症による)に対し抗VEGF薬の硝子体注射治療、外来小手術や術前検査などを行っています。初診時にできる限りの検査を行いますが、検査によっては予約が必要な場合もあります。

眼科の手術

手術は主に白内障手術を行っています。白内障手術は片眼の場合1泊2日、両眼の場合2泊3日、希望によっては入院なしの外来手術でも行うことが可能です。創口2.0〜2.2mmの極小切開にて、侵襲の少ない術式で行っています。本年度より最新の白内障手術装置(センチュリオン、CENTURION® ACTIVE SENTRY® )を導入しました。同装置は白内障手術中にリアルタイムで眼圧の変動を検知し、灌流液の注入量を自動調整することで、手術中の眼圧を一定に維持し、安定性と安全性の高い白内障手術を実現します。眼内レンズも症例に応じてより適した最新のものを選択し挿入しています(当院では自費診療になる多焦点眼内レンズは取り扱っていません)。その他の手術では、翼状片、霰粒腫、鼻涙管閉塞症、眼瞼内反症、眼瞼下垂などに対する手術を行っています。

眼科の検査室

その他、眼科の主な疾患について

その他、眼科の主な疾患について
白内障は水晶体(カメラに例えるとレンズに相当する部分)が加齢性変化により混濁するため視力が低下する病気です。手術で水晶体の混濁を取り除き、眼内レンズに入れ替えることにより視力が改善できます。

緑内障は視神経が慢性的に障害され視野が徐々に狭窄していく疾患です。40才以上の罹患率は5〜7%にものぼり、失明原因の上位の疾患でもあります。特に早期では自覚症状がなく、症状が出た時点では病状が進んでいる場合が多いです。早期診断・早期治療の重要性が強調されています。網膜断層撮影や最新の視野計など新しい検査機器により、ごく早期の診断も可能となり、また新しい点眼薬も多数開発されて、緑内障治療は大きく進歩しています。
糖尿病の合併症の中でも、糖尿病網膜症は非常に重大な病気です。近年では光凝固・硝子体手術などかなり有効な治療法が確立してきましたが、相変わらず成人の失明原因の最上位を占めています。この病気も早期治療が重要です。内科で糖尿病と診断されたら、定期的に眼底検査を受け、治療の時期を逸しないことが肝要です。

加齢黄斑変性は網膜(目の神経)の中心部付近に異常な血管が生えて、出血したり、血液中の水分(浸出液)がもれたりして視野の中心が見えにくくなる病気です。近年徐々に患者数が増えている病気です。以前は徐々に視力低下が進み有効な治療も少なかった病気ですが近年は治療法も大きく進歩し、抗VEGF治療などを行うことにより視力低下の予防や改善も期待できるようになりました。

ある程度の年齢になると、様々な疾患になる可能性がありますので自覚症状なくても目の健康のため眼科検診をお勧めします。
(2022.8)