小児科

スタッフは常勤医師2名（非常勤医師4名）、看護師（看護助手）2-3名で診療を行っています。月曜から土曜の午前中まで毎日診療しており、火曜の午後は、慢性疾患や乳児健診、予防接種を対象とした予約外来を設けています。また、午前中は病気のお子さんの診察を優先させていただくため、予防接種、乳児健診は午後の診察時間での受診をお願いしています。
小児科では、新生児から中学生までの体の病気および心の問題といった広い分野に対応しています。1日平均の外来患者数は約40名で、年間入院患者数は約450名です。（このうち約3割は他医療機関よりの紹介入院患者です。）丹南地区では小児科医が複数勤務し、入院対応可能な医療機関は当院のみであるため丹南地域よりの紹介入院や子供のけいれんの救急搬送が多いです。そんな地理的背景にある当科の診療方針は、「その日のうちにある程度の方向性を示す」ことにあると思っています。受診患者さんの多くが、いろいろな医療機関を回った後に受診されることが多く、このまま様子をみていいのか？入院が必要か？もっと専門医療機関への紹介が適当か？の判断を外来でしています。そのため一般的な検査は当日予約無しでほぼ可能で、簡単な血液検査であれば10分以内には結果を説明できる体制をとっています。 その他、各得意分野をもった非常勤医師が外来診療をささえております。
また当院で分娩された赤ちゃんの退院までの健康観察も担当しております。
新型コロナウイルス感染が流行しているときには感染症指定医療機関として、コーディネートセンターを通じて入院依頼のあった小児の受け入れをおこなっております。新型コロナウイルス感染症の入院依頼は、福井県内全地区からあり適宜対応しております。

少子社会となり、小児を診る医療機関も減ってきています。小児科医不足解消の一翼を担うため、未来の小児科医育成にも力を入れています。当院小児科は、日本小児科学会小児科専門医研修関連施設の認定をうけており、小児科学会専門医が2名おり、主として福井大学よりの初期研修医の受け入れ、また福井大学総合診療部よりの医師の研修受け入れも適時行っています。いつもの先生とちがう先生が診察対応することがありますが、小児科専門医の指導の元におこなっています。ご協力ご理解ください。