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ヘルスレポート

 蜂にさされたら      

2016.09.01
研修医    西野


夏から秋にかけ、外来で蜂に刺され受診する方を多く目にします。今月は蜂に刺されたときの対処法と予防についてお話しします。

●予防
 @白や黄色の長袖、長ズボン、帽子などの着用(黒は蜂の標的!)
 A蜂に襲われたとき、手ではらうと刺激し危険です。じっと構え、できるだけ急いで姿勢を低くし、背中を向けず後ずさりするようにし、遠くまで逃げましょう(蜂の視野は狭く、自分の真下の地面近くは見えていません)

蜂の主な活動期間は8‐10月です。特に8,9月はスズメバチの繁殖期の為、より攻撃的になります。また、蜂の毒性はミツバチ<アシナガバチ<スズメバチの順に強くなります。スズメバチが「カチカチ」という音を出している時は威嚇し危険な時です。上記の様に速やかにその場から立ち去りましょう!

●刺された直後に全身に蕁麻疹がでたり呼吸が困難になった場合
 刺されて15分以内に起こる、蜂毒のアレルギー反応(アナフィラキシー)で、命が危険な状態です。すぐに救急車を呼ぶか医療機関を受診して下さい。 アレルギー検査で自分が蜂毒アレルギーと分かっている方は、アナフィラキシー治療用自己注射液(エピペン)を医療機関で処方してもらい、危険な場所に行く時は携帯しましょう。


●刺された箇所に腫れと痛みのみある場合
 少し熱めのお湯(42−44度程度)で刺された部分を20分間温めると、蜂毒が弱くなり痛みが和らぎます。手足であれば洗面器やバケツの湯に、刺された箇所を漬けます。顔や頭などはペットボトルにお湯を入れて、刺された場所に当てて下さい。 それから医療機関へ行きましょう。ムカデや魚のゴンズイに刺された場合も、局部を温める方法は有効ですので是非試して下さい。

医療機関では、抗アレルギーの注射を行ったり、抗アレルギーの内服薬やステロイドの軟膏が処方されます。腫れや痛みは数日で治ります。