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最新情報(トピックス)

[2009.02.01]   お知らせ

医療センター便り(2月号)


歯科疾患予防について
林 豊(歯科医師)

 六合村のみなさん、こんにちは。今回は歯科疾患予防についてです。
 昨年より特定健診なるものが始まり、より生活習慣病の予防に力を入れる機会が与えられたと言えます。しかしながら、歯科は特定健診の中に入っておらず、定期的なチェックを受ける機会は今までと変わりません。職場によっては健診の中に歯科も入っている会社もありますが、現時点では少数です。したがって、自ら定期的に歯科疾患予防に努めなければなりません。(日常のブラッシングは当然のこととして)
 ここで、むし歯と言う病気についてもう一度正しく認識したいと思います。むし歯の発生に大きく関わっているのは細菌であり、軽い風邪などのように、自然に治るものではなく、また、薬を飲んで治るものでもありません。歯科治療を受けなければ治りません。初期の段階のむし歯は、あまり自覚症状もありませんが、痛みを感じた時には、かなり進行しています。症状が現れたときには、できる限り早く治療を受けたほうが良いと思います。進行したむし歯は、歯性病巣感染といって、細菌のつくる毒素が血液を通して全身にまわり、口から離れたところに炎症を引き起こすこともあります。したがって、早期発見、早期治療に努めることをお勧めします。
 当医療センターにおいてももちろん歯科検診の予約受付を行っていますので、少なくとも年に1度(誕生月が覚えやすい)は口の中のチェックをするとよいでしょう。