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関節外科

このたび4月11日より関節外科を開設いたしました。
診療医師は日本整形外科学会に属し、様々な整形外科疾患を広く診療できます。その中でも手や足の”関節”周囲の痛みについて精通しております。特に膝関節の分野においては横浜市立大学でつちかわれた最先端の技術を導入しております。生活において関節痛でお悩みの方はもちろん、立ち上がり動作や階段で膝が痛みはじめた方や、O脚の方は、是非一度、関節外科外来にご相談ください。

横須賀市立市民病院と当科の特徴

 当センターでは、膝関節疾患などの関節疾患を中心に治療いたします。関節温存手術である膝骨切り術、関節再建手術である人工膝関節置換術などを適切な病期の症例に対して、適切な治療を行うことをモットーに心がけております。

ひざの病気

変形性膝関節症は加齢変化の一種で、男性よりも閉経後の女性に多く見られます。加齢変化と言うと不愉快であると感じる方も多いとは思いますが、特殊な原因がない限り、若い人たちには生じにくいことは事実です。膝の内側関節の軟骨が変性、摩耗し、徐々にO脚(内反変形とも言います)となり、膝関節の内側に痛みを訴える疾患です。進行すれば軟骨を支えている骨(軟骨下骨と言います)も削れて歩行の障害となります。主な症状は動作開始時や歩行時、階段昇降時(特に下り)の痛み、膝関節の腫れそして水腫(関節に水がたまる現象)です。また、膝の曲げ伸ばしが不自由になり、正座ができなくなります。

保存的治療

変形性膝関節症の初期の症状はというと、多くは次に述べるようなものです。まずは歩き始めの痛みです。初めの数歩は痛いのですが、その後は痛みがなくなりスムースに歩けるというものです。また、椅子から立ち上がる時の痛みです。このような痛みの経験は、このホームページをご覧になっていらっしゃる多くの方が経験されていると思います。また、階段昇降時の痛み、特に階段を降りるときの痛みを感じる方がおられます。階段を下りる動作というのは、以外に膝に負担がかかる動作なのです。一般的には以下のような治療が行われます。皆さんの中には既にこのような治療を経験された方々もいらっしゃると思いますが、温熱治療、下肢の筋力増強訓練、減量、足底板や膝装具の使用、ヒアルロン酸の関節内への注射などです。

関節を温存する再生手術の特徴

➢ 自分の関節は温存され機能は維持される。
➢ 日常生活に制限がなく、スポーツ活動も可能となる。
➢ 痛みは極めて良く改善される。
➢ 手術1週後より歩行訓練を開始、3週間程度の入院で歩いて退院できる。
➢ 消失した軟骨が再生する症例もある。
➢ 矯正に使用する人工骨(ß-TCP)は2〜3年程度で自分の骨に置換される。
➢ 70%の方が手術後正座可能となる。
➢ 体に及ぼす影響(侵襲)が少ない。

高位脛骨骨切り術:HTOは、変形のために内側(内側大腿―脛骨関節)に偏った過重なストレスを、比較的きれいな軟骨の存在する外側(外側大腿―脛骨関節)に移動させる手術です。脚の形はO脚からX脚に変わります。歯の治療に例えれば、まさに歯列矯正に当たるのです。

人工関節置換術の特徴

➢ 手術後、早く荷重歩行ができる。
➢ 痛みは極めて良く改善される。

変形性膝関節症や関節リウマチにより、膝関節の変形が進み、機能が著しく損なわれた場合に人工膝関節置換術(Total Knee Arthroplasty : TKA)を行っております。膝関節の軟骨面をすべて除去して人工の関節を被せるように設置する手術です。歯の治療に例えれば、“差し歯”や“入れ歯”に置き換えるのと同じです。そうすれば痛みを感じるところがなくなり、痛みもとれるという理由です。

股関節のしくみと人工股関節置換術

股関節は大腿骨の上の端にある骨頭とよばれる丸くなった部分が、寛骨臼という骨盤のくぼみにはまり込むような形になっており、足を様々な方向に動かすことができます。関節部分の骨の表面は軟骨でおおわれ、股関節にかかる力を吸収するとともに大腿骨頭と臼蓋の動きをスムーズにしています。
軟骨は通常耐久性があるものですが、年齢を重ねるにつれてすり減っていきます。関節を守っている軟骨がすり減ることにより、股関節を動かしたり、体重がかかるたびに、すり減った軟骨の下からむき出しになった骨同士が直接こすれて骨が変形してくるとこわばりを生じたり痛みを感じたりします。

関節外科医師の紹介

職名 氏名 専門 資 格 等
関節外科センター長 竹内 良平 膝関節疾患 神奈川歯科大学・特任教授
横浜国立大学・非常勤講師
日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
日本整形外科学会認定 リウマチ医
日本リウマチ学会 認定医
AO財団Knee Expert Group official member
関節外科センター医長 石川 博之 膝関節疾患、手の外科 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
佐々木 洋平

外来診療予定表