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HANDS療法とは

[2016.02.03]

 HANDS療法とは「Hybrid Assistive Neuromuscular Dynamic Stimulation」の略で、随意運動介助型電気刺激装置(IVES)と手関節装具を1日8時間装着して約3週間訓練する脳卒中片麻痺上肢機能障害への新しい治療法です。特殊な電気刺激の装置で、患者さんの麻痺した筋肉の微弱な活動を電極で感知し、その活動に応じた電気刺激を麻痺した筋肉に与える携帯型の電気刺激装置です。患者さんが自ら麻痺した指を動かそうとして動かない場合でも、この刺激装置により麻痺で弱くなった筋肉の力を補助してくれるので、動かしやすくなります。

 当院回復期リハビリ病棟でもHANDS療法を開始しており、実際に使用した患者さんからは「前より手が動くようになった」「動かしやすくなった」という感想が聞かれております。回復のためには、短時間の集中したトレーニングが必要であり、機械をつけただけで手の機能が良くなるということではありません。日常生活で麻痺手を使うことを身につけることを目的としています。なお、HANDS療法には適応基準があり、改善の程度についても個人差があります。今後、適応患者さんへ積極的に使用し、成果を上げていきたいと思います。